
そういえば、サンリオのあのキャラ最近見ないな…
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
キティちゃんやシナモロールのような王道キャラだけでなく、サンリオにはこれまで本当にたくさんのキャラクターたちが登場してきました。
でもその中には、今ではグッズ展開がなくなったり、公式サイトからも消えてしまったキャラも…。
この記事では、
- すでに公式の場から完全に姿を消したキャラクター
- 公式で「お出かけ中」とされているものの、実質リストラ扱いのキャラクター
- 昔は人気があったけれど、今は出番が激減したキャラクター
そんな今はもう見かけないサンリオキャラたちをカテゴリ別に一覧で紹介します。



「懐かしい!」「これ知ってる!」という再会があるかもしれません。
消えてしまった理由や当時の人気の背景も一緒に解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
【画像】サンリオ消えたキャラ一覧を古い順で紹介
サンリオには、長年の間に数えきれないキャラクターが生まれ、人気を博してきました。
しかし現在の公式サイトやグッズ売場でその姿を見かけないキャラたちも多く、懐かしさとともに「いったい今どうなったの?」と気になる人も多いはず。
ここでは、今は見かけないキャラたちを、「完全に消えたキャラ」「お出かけ中とされるキャラ」「露出が減ったキャラ」の3つに分けて紹介します。
完全に姿を消したキャラ
パティ&ジミー(1974年)


イメージ画像
金髪のアメリカンな小学生ペア。
彼女のパティは赤いリボンと青いワンピース、彼のジミーは黄色いキャップとTシャツというカジュアルな装いが特徴です。
英語を話す設定で、当時のサンリオの中では海外っぽさを強く打ち出した先駆け的存在。
昭和後期〜平成初期の文房具やシャープペン、シール帳などで多く使われ、小学校低学年女子を中心に絶大な人気を誇っていました。
現在は公式サイトからも紹介ページが削除され、グッズ展開も停止。
サンリオの初期を代表するキャラながら、今では一部のマニアの間で語られるのみとなっています。
チアリーチャム(1979年)
淡いパステルカラーの世界で暮らす、ウサギのチャム、ネコのキャロル、クマのチャーリーによる3人組。
教科書のような優しい世界観と、仲良しをテーマにしたストーリーが特徴。
絵本のようなイラストで展開され、文具、ノート、お道具箱、レターセットなど、特に80年代の女の子たちに人気がありました。
文房具を中心に全国の学用品コーナーで圧倒的存在感を放っていたものの、90年代以降徐々にフェードアウト。
現在はキャラページも存在せず、復刻情報もありません。
ウィンキーピンキー(1983年)
ヴォのsnroコラボがある場合、バイオリン弾けるサンリオキャラは複数いるが個人的に好きなのと赤モチーフねこちゃんなのでウィンキーピンキーとセラが見たい感情はある
— 藤原湊 (@a0s9p0e2ha) April 13, 2023
バニラビーンが行けたんだし行けるやろ(??) pic.twitter.com/DCat6ALaWQ
ピンク色を基調にしたウサギのようなキャラで、恋や友情をテーマにしたメッセージグッズが中心。
やや大人びた雰囲気のあるキャラで、女子中高生にも支持されていました。
キャラというより世界観そのものが人気で、ノートやペンケースによく使われました。
特に1980年代後半〜1990年代にかけて、サンリオショップで目立つ存在でした。
現在はほぼ記録も残っておらず、検索しても情報が極端に少ない幻系キャラのひとつです。
フレッシュパンチ(1984年)
いちごやレモンなどのフルーツモチーフをちりばめたガーリーな柄で、キャラというよりファンシーデザインブランドのような存在でした。
ポップでキュートなカラーリングが当時の女子の心をつかみ、鉛筆やペンケース、下敷きなどあらゆる学用品で見かけた定番。ロゴの存在感も大きかったシリーズです。
その後も一時的に復刻されることがありましたが、キャラクター人気というよりはデザイン性重視だったため、現在は実質終了状態です。
カリフォルニアレーズン(1988年/コラボ)
アメリカのレーズン協会によるマスコットキャラで、人型のレーズンたちがサングラスをかけて踊るという異色の存在。
日本ではサンリオがライセンス展開しており、文房具や人形などで一時ブームに。
海外ドラマのようなシュールな世界観が一部のコア層に刺さりました。
現在は契約終了のため展開されておらず、完全に過去のコラボキャラとして姿を消しています。
キャシー(1989年)
白くてシンプルなウサギのキャラで、見た目はミッフィーに酷似。
コラボなのか、オマージュだったのか、長年さまざまな憶測が飛び交いました。
シールやノートなどに多く登場していましたが、デザインの類似性が問題となり、商標の都合で使用終了したと考えられています。
現在は公式に存在しないキャラです。
ビビンバ(1990年代前半)
韓国料理のビビンバをそのまま擬人化したようなキャラで、非常に個性的。
コミカルな表情とお皿にのった姿が特徴的で、主に雑貨屋やバラエティショップ向けの商品に使われていました。
万人受けはしませんでしたが、一部のファンから熱烈な支持がありました。
現在は公式でも言及されておらず、歴史の中に埋もれたキャラのひとつです。
オレンジPちゃん(1990年代)
小さなオレンジ色のブタのキャラで、フルーツをテーマにしたミニキャラシリーズの一員。
シールやポチ袋、カードセットによく使われていたファンシー系です。
名前は覚えてなくても、「見たことある…」という人が多いタイプ。
キャラ紹介がないため、現在のサンリオ内での扱いは完全に終了済みです。
現在お出かけ中とされるキャラ(復帰未定)
タイニーポエム(1986年)
タイニーポエム♡お誕生日おめでとう!
— サンリオ (@sanrio_news) January 20, 2021
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サンリオの中でも特に柔らかく、詩的な世界観が印象的なシリーズ。
小さな花や葉っぱ、風景と共に優しいメッセージが添えられたグッズが特徴でした。
キャラクターというより詩×絵柄を楽しむようなシリーズで、レターセットや手帳などに多く使われていました。
2023年に突如公式サイトから非表示となり、お出かけ中として扱われるように。
完全終了ではないものの、今後の再登場は未定です。
シュガーメヌエット(2003年)
双子の女の子のようなバレリーナキャラ。
淡い水色とピンクのカラーリング、クラシカルなレースやリボンモチーフが魅力で、バレエを習う子どもたちに特に人気がありました。
2000年代前半の少女文具や筆箱などでよく見かけ、女子のおけいこグッズの定番キャラとなっていた時期もあります。
しかし2020年代に入り、グッズ展開が終了。
2023年からはお出かけ中としてキャラページも非表示となり、公式では活動休止扱いになっています。
カイル&マリ(2004年)
中性的な男の子カイルと、ふんわりした女の子マリのペアキャラ。
手書き風のイラストと優しいメッセージで構成されるノートやカードが中心でした。
シンプルで控えめなビジュアルと、誰かを想う気持ちをそっと代弁するような言葉が支持され、一部の中高生に人気がありました。
お出かけ中表記に切り替わった現在は、キャラ紹介ページも消滅。
復帰があるかは未定のままとなっています。
KIRIMIちゃん.(2013年)
鮭の切り身が擬人化された衝撃キャラ。
第1回食べキャラ総選挙で優勝し、当時大きな話題を呼びました。
ユルい口調とじっとこちらを見つめるビジュアルが印象的でした。
シュール系サンリオキャラの代表格とも言えましたが、2024ねん3月31日をもってお出かけとなり、現在はキャラ紹介もなく完全に姿を消しています。
公式には残っているが露出が激減したキャラ
みんなのたあ坊(1984年)
たあ坊♡お誕生日おめでとう!
— サンリオ (@sanrio_news) May 4, 2021
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坊主頭の少年たあ坊が主人公のキャラで、シンプルな線画と「ありがとう」「がんばろうね」などの道徳的メッセージが特徴。
1980年代〜1990年代にはCM展開までされ、グッズや雑誌、アニメなど多方面で活躍。教育的なテーマを持つ数少ないキャラでした。
現在でもキャラ紹介ページは存在しますが、キャラクター大賞の参加は長年見られず、グッズ展開もほとんどなし。
知っている人が懐かしむレガシーキャラと化しています。
おさるのもんきち(1991年)
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— サンリオ (@sanrio_news) May 6, 2024
バナナが大好きなおしゃべり好きのサルの男の子。
元気な表情と、ボケツッコミのような台詞回しで、男の子にも女の子にも人気でした。
1990年代後半は、アニメ化・シール・筆箱などで大展開。
テレビでも見かけるほどの売れっ子キャラでした。
現在はキャラページが残っているものの、新作グッズは極端に少なく、人気キャラに押される形で露出は激減しています。
マロンクリーム(1994年)
フランス生まれの上品なウサギの女の子。
カントリー調やアンティーク風のファッションが特徴で、おしゃれ系女子に強く支持されました。
手芸や刺繍、パリをテーマにしたグッズが多く、大人になっても愛されるサンリオキャラの代表格でした。
現在もキャラページはあるものの、イベントや商品展開はごく限られており、積極的な展開は見られません。
ウサハナ(2001年)
両耳が左右で色違いのカラフルなウサギ。
花をテーマにした優しいデザインが特徴で、2000年代前半に大ブームとなりました。
女子向け雑誌「ぷっちぐみ」などとのタイアップや、プリクラ、キャラ弁グッズなど多方面での展開があり、幼稚園〜小学校低学年の女子に絶大な支持を受けました。
ピンク〜パステルブルーの配色が当時の流行にも合っており、「ウサハナの筆箱を持っていた!」という記憶を持つ人も多いはず。
しかしその後、キャラクター大賞の参加も終了し、公式ページも非公開に。
サンリオ内での露出は減りましたが、流行世代を筆頭にコアなファンが多く、今でも根強い人気を誇っているキャラクターです。
シュガーバニーズ(2004年)
白うさぎのしろうさと、ピンクうさぎのくろうさを中心にした職業体験シリーズ。
お菓子作りやパン屋さんなどのシチュエーションが人気で、アニメも制作されました。
2000年代後半〜2010年代初頭にかけてサンリオの次世代エース候補ともされましたが、その後はシナモンやポムポムプリンなどの勢いに押される形で縮小。
今もキャラ紹介ページはありますが、グッズ展開やコラボは終了に近く、再注目の機会はほとんどありません。
チャーミーキティ(2004年)
チャーミー♡お誕生日おめでとう! https://t.co/ciOblASgDz #チャーミーキティ #チャーミーバースデー #10月31日 #キティのペット #キティへのパパからのバースデープレゼント #ペルシャネコの女のコ #鍵のネックレスがトレードマーク #ハロウィーン pic.twitter.com/oeUuTvSgy2
— サンリオ (@sanrio_news) October 30, 2019
ハローキティの飼い猫として設定されたキャラで、ティーン女子向けのジュエリーテイストなデザインが特徴。
ティアラやレース、薔薇などをあしらった少し大人っぽい世界観で、ポーチやアクセサリー系グッズが中心でした。
2000年代には、キティファンのお姉さん世代にもアプローチする新しい路線として登場。
現在はキャラページこそ残っているものの、新作アイテムの展開はなく、キャラ大賞の参加もなし。
公式の中では活動停止状態です。
【まとめ】サンリオ消えたキャラ一覧!昔の懐かしいキャラクターはどこへ?
こうして見てみると、サンリオの消えたキャラたちは、ただ消えたのではなく、時代やトレンドの波の中で静かに姿を引いていったことがわかります。
今では姿を見かけなくても、「子どものころの筆箱」「文房具コーナー」「シール帳」などにいたあのキャラは、記憶のどこかでずっと生き続けています。



サンリオには復活例もあるので、懐かしいキャラをSNSでつぶやいたり、オンラインショップをこまめにチェックすることで、思わぬ再会があるかもしれません。
「忘れた頃に、また会える」そんな期待を持てるのが、サンリオキャラの魅力でもあります。